熱中症予防対策を万全に!
こんにちは、鹿児島地方気象台長の瀧下です。
九州南部は、6月27日ごろに梅雨明けしたと見られます。
これは、平年(7月15日ごろ)より18日早く、昨年(7月11日ごろ)より14日早い梅雨明けとなります。
しばらくは、太平洋高気圧に覆われ、気温が平年より高い日が続く見込みです。この時期は、十分に暑さに慣れていないため、熱中症を予防する行動が特に大切です。
熱中症は、暑い環境で体温の調整ができなくなり、めまいや吐き気、頭痛、失神などの様々な症状をきたし、最悪の場合は死に至ることもあります。
誰でも熱中症になる可能性があり、外にいるときだけでなく室内でも起こりえますので、しっかりと予防しましょう。
熱中症への警戒を呼びかけるため、気象庁と環境省は「熱中症警戒アラート」を発表しています。熱中症は気温だけでなく湿度も大きく影響します。これに日射や日差しの影響も加味した「暑さ指数(WBGT)」を用いて発表しています。
この情報が発表された際は熱中症への予防を普段以上に心がけましょう。
また、熱中症警戒アラートが発表されていない場合でも、熱中症の危険性を示す指標である暑さ指数を確認して行動の目安にしてください。暑さ指数は、環境省熱中症予防情報サイトで確認することができます。
気象台から発表される情報などを有効に活用し、熱中症への予防対策を行いましょう。
熱中症警戒アラート発表時の予防行動(リーフレット:PDF)
- 外での運動は原則中止や延期をしましょう。
- 外出はできるだけ控え、昼夜を問わずエアコン等を使用して部屋の温度を調整するなど暑さを避けましょう。
- 高齢者・子ども・持病のある方など、熱中症のリスクが高い方に声かけを行いましよう。
- のどが渇く前にこまめに水分補給を行うなど、普段以上に「熱中症予防行動」を実践しましょう。
※ 屋外で作業を行う場合は必ず体調を確認し、暑い時間帯の作業を避けましょう。
一定時間毎に休憩・水分補給を行い、汗をかいた時は塩分の補給も行いましょう。
◎気象庁HP:熱中症から身を守るために