生物季節観測

 生物季節観測とは、植物の状態が季節によって変化する現象について行う観測です。
 その観測結果から季節の遅れ進みや、気候の違い、変化など総合的な気象状況の推移を知る目的で行われています。

 令和3年1月より観測種目が変更になりました。
 令和2年11月10日 お知らせ 生物季節観測の種目・現象の変更について
 気象庁ホームページ 生物季節観測の情報ページ

植物

観測種目 観測現象 2024年 平年値 2023年 観測地点
うめ 開花 01月12日 02月02日 02月01日 標本園
さくら
(そめいよしの)
開花 03月29日 03月26日 03月24日 標本園
満開 04月12日 04月05日 04月05日 標本園
あじさい 開花 06月01日 06月01日 標本園
すすき 開花 10月06日 10月16日 標本園
いちょう 黄葉 11月25日 11月20日 鹿児島市立南小学校
落葉 12月06日 12月03日 鹿児島市立南小学校
いろはかえで 紅葉 12月15日 11月27日 標本園
落葉 12月24日 12月11日 標本園

生物季節観測に関する用語

開花日の観測
 植物の観測のうち比較的小型な小さな花が数多く咲く種目のそめいよしの・うめ については5~6輪、あじさいは2~3輪で開花となります。また、すすきは葉鞘から抜きでた穂の数が、 穂が出ると予想される全体の20%に達したと推定される最初の日としています。
満開日の観測
 対象とする植物の花が咲き揃ったときの約80%以上が咲いた状態を満開といい、その日となった最初の日を その植物の満開日といいます。なお、同時に咲いている状態である必要はなく、散った花も数に入れます。
紅(黄)葉日の観測
 対象とする植物を全体として眺めたときに、その葉の色が大部分紅(黄)色系統の色に変わり、 緑色系統の色がほとんど認められなくなった最初の日を、その植物の紅(黄)葉日といいます。
落葉日の観測
 対象とする落葉樹の葉の約80%が落葉した最初の日を、その落葉樹の落葉日とします。 強風により強制的に落葉した場合も上に述べた方法で観測した日をもって落葉日としています。
平年値
 西暦の1の位が1の年から数えて連続する30年間の観測日を平均した累年平均値です。 10年毎に更新されており、現在の平年値は2021年に更新されたもので統計期間は1991年から2020年となります。