関西航空地方気象台
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 関西国際空港の気象特性

関西国際空港の気象特性

 関西国際空港は大阪湾南東部にある海上空港で、陸から約5kmの沖合に位置します。南は和泉山系、東は金剛生駒山系、北は六甲山系に囲まれ、さらに西には淡路島があり、空港は海上ですが、盆地のような地勢です。開けているのは南西方向の紀淡海峡、北東方向の大阪平野(淀川水系)、北西方向の明石海峡です。​

■風​

 月平均風速は冬型の気圧配置の影響を受けやすい12~2月が強くなっています。季節別の最多風向は、夏(6~8月)は南西、秋(9~11月)は北東、冬(12~2月)は西北西の風です。​
 観測史上*1~10位の日最大風速・日最大瞬間風速は、観測時の気圧配置では台風が多いのですが、3~4月の日本海低気圧によるものもあります。これらの風向は南南西又は南が多くなっています。​

 *アメダス関空島については2003年1月以降(注:観測データの質が現在まで同じである期間)​

■悪視程​

 悪視程(おおむね視程1000m以下)の発生は3~5月が多くなっています。気圧配置別では、低気圧・前線による降雨に伴うものがほとんどです。そのほか、移動性高気圧の後面で、大阪湾で発生した霧の移流によるものもあります。​

■低い雲​

 低い雲(雲量5/8以上の雲の高さが200ft以下又は鉛直視程200ft以下となったとき)の発生は3~6月が多く、4月が最も多くなっています。​