阪神・淡路大震災のきろく
阪神・淡路大震災を引き起こした平成7年(1995年)兵庫県南部地震により、兵庫県を中心に甚大な被害が発生し、兵庫県では、死者6,402人、負傷者40,092人、住家全壊104,004棟、住家半壊136,952棟などの被害が発生しました(兵庫県地域防災計画より)。このページでは、当時の様々な記録を掲載しています。阪神・淡路大震災の甚大な被害を振り返り、今後の地震に適切に備えましょう。
阪神・淡路大震災から30年特設サイト
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災(平成7年(1995年)兵庫県南部地震)から、2025年1月17日で30年となります。それに伴い、30年特設サイトを開設しましたので、関連サイトと合わせて是非ご覧ください。これらのサイトでは、阪神・淡路大震災を振り返るとともに、今後の地震に適切に備えていただくために必要な防災知識等に関する情報を掲載しています。
神戸海洋気象台(現・神戸地方気象台)の様子
兵庫県南部地震発生時には、神戸海洋気象台(現・神戸地方気象台)も大きな被害を受けました。地震発生直後の気象台の様子と写真をご紹介します。
<地震発生直後の気象台の様子>
- ・5時46分、兵庫県南部地震発生。
- ・地震発生と同時に商用電源が停電。数秒後、自家発動発電機により電源復旧。
- ・予報課現業室天井の空調用パイプ破損により漏水発生。
- ・ディスプレイが落下する等の混乱した状況の中、作動する機器で業務を継続。
<地震発生直後の気象台の写真>
第一庁舎全体。窓枠部分から複数の亀裂、破損が見える。
第一庁舎天体ドーム。全体が右側にズレ。
測風塔。根元部分に亀裂。
第一庁舎ひび割れ。
測候課現業室内。
第一庁舎一階。測候課物置。室内で本棚が倒れ、扉の開放に時間を要した。
第一庁舎二階。第一書庫。
第一庁舎から第二庁舎への二階通路。
予報現業。空調パイプ折損。検定室からの水漏れひどくゴミ袋で防水。
現業室。記録器のガラスが衝撃で破損。
予報課事務室。
第二庁舎二階の検定室。水道パイプが外れ、水浸し。
第二庁舎二階の南北通路。展示品の机が西側に倒れ、散乱。
第二庁舎三階会議室。
第三庁舎一階総務課事務室。
機械室外階段、手すりが全体的に建物側に傾倒。
第三庁舎一階台長室。
露場百葉箱西傾。背後は西方(長田区方面)の火災による煙。
測風塔とりこわし。
測風塔とりこわし。
露場南東隅石垣のひび割れ。
風と日照計感部撤去。
恒温槽が移動したため給排水パイプ破損。
書庫。天井固定の柱が折れたり傾いたりしている。
書庫。
待機室。ものが散乱。
気象台から見た街の様子
気象台から南西方向、長田区方面を望む。
気象台から東方面、灘区東灘区を望む。
気象台から西方向、兵庫区方面を望む。火の手確認。