松山地方気象台による生物季節観測表

植物季節観測表

 ※生物季節観測表の更新について
 観測日から掲載までには時間がかかることもありますので、ご了承願います。

生物季節観測の概要

 気象庁の生物季節観測は、植物の状態が季節によって変化する現象について行う観測をいい、その観測結果から季節の遅れ進みや、気候の違い・変化を的確に把握するのに用いられる他、新聞やテレビなどにより生活情報のひとつとして利用されることもあります。

 観測にあたっては、開花・満開・紅(黄)葉・落葉をそれぞれ観測します。

 観測の方法は、観測対象種目について、気象台または気象台付近の公園などで観測員の目視によって行われ、現象を確認した日を記録します。

 なお、植物季節観測は、観察する対象の木(標本木)を定めて実施しています。
松山地方気象台で観測している種目
種別 観測種目 観測する現象
植物 さくら
いちょう
かえで
うめ、あじさい、すすき
開花と満開(さくら)
黄葉と落葉(いちょう)
紅葉と落葉(かえで)
開花(その他の植物)
※2021年1月から6種目9現象に変更されました

 近年は全国的にみて気象台や測候所周辺の生物の生態環境が変化しており、植物季節観測においては適切な場所に標本木を確保することが難しくなってきています。また、動物季節観測においては対象を見つけることが困難となってきています。

 このため、気候の長期変化(地球温暖化等)及び一年を通じた季節変化やその遅れ進みを全国的に把握することに適した代表的な種目・現象を継続し、その他は廃止することとしました。
庁舎写真