上記の発表例は、新千歳空港(地点略号RJCC)における、10日06UTC発表、有効時間が10日06UTC(協定世界時)から11日12UTCまでの30時間の飛行場予報です。
この予報に書かれている内容は次のとおりです。
有効時間内の平均的な気象状況は、風が340度8ノット、卓越視程(1)が10キロメートル以上、 雲量8分の1~2で雲底の高さ2000フィートの雲と、その上空に雲量8分の5~7で、雲底の高さ(2)5000フィートの雲がかかるでしょう。
(2行目)10日13UTC~15UTCには風が150度6ノットに変化するでしょう。
(3行目)10日18UTC~11日00UTCの間には一時的に卓越視程が3000メートルで、弱い雨ともやがあり、雲量8分の5~7で雲底の高さ800フィートの雲がかかるでしょう。
用語解説
(1)卓越視程
地平円の全方向の視程を観測したとき、地平円の半分(180度)またはそれ以上の範囲に共通した最大水平視程。
(2)雲底の高さ
飛行場の標高から雲の底面までの高さ。