業務概要

組織

大分地方気象台は福岡管区気象台の下部機関であり、大分県の陸上及び沿岸海域(海岸線から概ね20海里以内の海域)における気象業務を行っています。

沿革

1887年(明治20年) 1月10日  大分市荷揚町に大分県大分測候所として観測を開始した。
1908年(明治41年) 1月 1日  現在の長浜町に庁舎を新築移転した。
1938年(昭和13年) 10月 1日  国営(文部省)に移管され、中央気象台大分測候所と改称。
1943年(昭和18年) 11月 1日  文部省から運輸通信省(運輸省)に移管される。
1957年(昭和32年) 9月 1日  大分地方気象台に昇格。
1970年(昭和45年) 3月30日  鉄筋地上3階建庁舎新築。
2001年(平成13年) 1月 6日  運輸省から国土交通省の外局となり、現在にいたる。

業務内容

1. 観測業務

  • (1) 地上気象観測
    大分地方気象台では、地上の気圧、気温、湿度、風向風速、天気、降水量等の気象要素及び、霧、雷等の気象現象について観測しています。
  • (2) 生物季節観測
    植物、動物の状態が季節によって変化する現象を観測しています。
  • (3) 地域気象観測
    地域気象観測システム(アメダス)として、県内に観測所を配置し、集中豪雨など局地的な気象現象の常時観測を行っています。

2. 予報業務

地域特性や気象特性を考慮し、大分県を北部・中部・西部・南部の4つの区域に細分し、天気予報、週間天気予報等のほか、天気変化に応じて、(県内を市町村単位に細分しています)各種の注意報・警報を随時発表し、気象災害の防止・軽減に努めています。
また、九州地方整備局及び大分県と共同して、指定河川の洪水予報を発表しています。 さらに、大分県と共同して、土砂災害警戒情報を発表しています。
大分県の注意報・警報の発表基準はこちら

3. 地震・津波・火山業務

  • (1) 地震・津波業務
    県内に津波地震観測施設、計測震度計、津波計などを設置しており、観測したデータは気象庁に送信され、津波警報等や地震情報等に反映されています。大分地方気象台では、気象庁が発表したこれらの情報を関係防災機関等に伝達しています。
  • (2) 火山防災業務
    大分地方気象台では、福岡管区気象台火山監視・情報センターが発表する県内火山の九重山、鶴見岳・伽藍岳、由布岳及び隣接する阿蘇山の噴火警報・予報、火山に関する解説情報等を関係防災機関へ伝達しています。

4. 防災業務

防災機関等に気象情報などの利用方法について啓発を図り、気象災害の防止・軽減に努めています。また、気象業務についての解説や講演等を実施し、気象や防災知識の普及を図っています。

業務窓口

気象資料の閲覧

気象観測データは、気象庁ホームページ(「アメダス表形式」や「「過去の気象データ検索」)で公開していますが、 気象台でも、大分県内の気象データを閲覧できます。時間は平日の8時30分から17時15分までです。

気象証明・鑑定

気象官署の観測記録に基づく、証明や鑑定の発行を行います。具体的な手続きについては「大分地方気象台 防災」へお問い合わせください。

気象台の見学

施設の見学ができます。あらかじめ「大分地方気象台 防災」までご連絡ください。
天気予報などはできる限り、テレビ・ラジオ・新聞・インターネット、またはNTTの天気予報サービスをご利用ください。