レーダー観測

レーダー観測

 気象レーダーは、アンテナを回転させながら電波(マイクロ波)を発射し、半径数百kmの広範囲内に存在する雨や雪を観測するものです。 発射した電波が戻ってくるまでの時間から雨や雪までの距離を測り、戻ってきた電波(レーダーエコー)の強さから雨や雪の強さを観測します。 また、戻ってきた電波の周波数のずれ(ドップラー効果)を利用して、雨や雪の動きすなわち降水域の風を観測することができます。


気象庁HP「気象レーダー」
 気象レーダー観測の概要や観測体制について解説しています。

気象レーダーの配置図
 気象庁では日本全国の20か所に気象レーダーを設置しています。

沖縄気象レーダー
 写真は南城市糸数の沖縄気象レーダーです。観測塔の上にある白い球体はレドームと呼ばれ、レドームの中にパラボラアンテナが入っています。パラボラアンテナは仰角を変えながら回転して電波を発射します。レドームは風雨からアンテナを保護します。