>発生・発達期
風が弱い日、太平洋高気圧に覆われて晴れて日射が強まると、陸地付近で暖められた空気が軽くなって上昇します(上昇気流)。また、陸地では上昇した空気を補うように周辺の海から湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となります。上昇した空気は冷たい上空で凝結して雲になりますが、周辺の海から次々と暖かく湿った空気が流れ込むため雲は発達し、局地的な積乱雲となります。1つの積乱雲の寿命は約30分程度です。
>最盛期
普段より上空が冷たいと大気の状態がより不安定となり、積乱雲はさらに発達します。このような積乱雲の発生・発達が同じ場所で次々起こると、局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降ります。場合によっては、それ以上の雨になることもあります。
>衰弱期
日没後は陸地の温度が下がり、上昇気流が弱くなります。このため積乱雲が発生しにくくなり、次第に大雨は終息します。