気象庁ワークショップのご案内

気象庁ワークショップは防災意識を高め、実際の行動につなげていただくため、自らの問題として日頃からの備えや適時適切な防災気象情報の入手とその情報を活用した安全行動を事前にシミュレートする能動的な学習方法です。

はじめに

 気象災害には様々なものがあります。中でも大雨による災害は、地形や建物をはじめとする周辺環境、あるいは家族にお年寄りや身体の不自由な方がいるなどの状況により、身を守るために必要な安全行動に違いがあります。

 気象庁は、気象災害を防止・軽減するために警報や気象情報などの防災気象情報を発表し、注意や警戒を呼びかけています。

 災害から身をまもるためには、これらの防災気象情報を有効に活用することが重要です。

気象庁WS

気象庁ワークショップ「経験したことのない大雨 その時どうする?」の概要

 気象庁では、安全知識の理解や気象情報の利活用を推進するため、住民等を対象とした出前講座や講演会、リーフレットやDVDの作成・配布など、様々な普及啓発活動に取り組んでいます。

 さらに防災意識を高め、実際の行動につなげていただくため、自らの問題として日頃からの備えや適時適切な防災気象情報の入手とその情報を活用した安全構想を事前にシミュレートする能動的な学習方法である気象庁ワークショップ「経験したことのない大雨 その時どうする?」(対象:小学校高学年から一般の方)を作成しました。

 平成25年度から様々な場所で実施したワークショップの参加者アンケートの結果からは、ワークショップに参加する前後で安全知識や防災対応力が大きく向上することが認められています。

 学校における防災教育や地域での安全知識の普及啓発、防災意識の向上のために、是非お役立て下さい。実施にあたっては、運営マニュアル、各種資料を活用ください。

gaiyou

気象台では気象庁ワークショップ開催の支援として「専門家」を派遣します

 気象庁ワークショップは。学校や自治会などの団体において気象情報の理解を促進し、理解を深めていただく教材として気象庁が作成したものです。これは、参加する方々がファシリテータ(司会進行)や「専門家」役を務めることで気象情報をより深く理解し、多くの方々だ防災知識の普及啓発に関わっていただくためのものです。

 この目的のために、初めて気象庁ワークショップを開催する学校や団体等において、「専門家」の派遣をご希望される場合には、気象台から講師(専門家)の派遣を行っています。詳細は以下の通りです。

対象とする範囲

 公共性・公益性のある団体・機関等(市民団体、学校法人、地方公共団体、公益法人等)が、非営利を目的に主催することを対象とします。

 上記団体・機関等が主催するものでも会費を徴収する場合は、それが当該ワークショップに必要な実費(会場費、テキスト印刷費等)である場合に限ります。

 ワークショップを含むイベントの運営開催にかかる人件費及び講師謝金を会費で徴収している場合も、対象とはしておりません。

費用

  • 業務の一環として行いますので、講師料は頂戴しません。
  • ただし、交通費(実費分)については、負担をお願いします。
  • 宿泊が必要な場合については、日当、宿泊費(旅費法による)の負担をお願いします。
    詳細は、本ページ下部のお問い合わせ先にご相談願います。

ワークショップにおける注意事項

  • ファシリテータ・フロアスタッフ(複数名)については主催者にてご準備ください。
  • 資料は、主催者が気象庁ホームページからダウンロードのうえご準備ください。
  • 本ワークショップは、架空の地域、住まい、家族構成において行うシミュレーション教材です。

お申込みにおける注意事項

  • 希望日の1ヶ月半~2ヶ月前の申し込みをお願いいたします。
  • 講座は、原則として平日の勤務時間内とさせていただきますが、やむを得ない事情の場合はご相談に応じます。
  • 業務多忙等により実施が困難な場合や気象台からの移動が困難な場合はお断りすることがあります。
  • 重大な気象災害の発生の恐れがある場合や大きな地震が発生した場合は、当日又は途中でも中止にさせていただく場合があります。ご了承の上、お申込み下さい。

メールで申込み

【仙台管区気象台の気象庁ワークショップに関するお問い合わせ先】

 仙台管区気象台総務部業務課広報係

 〒983-0842 宮城県仙台市宮城野区五輪1丁目3-15

 TEL:022-297-8102