徳島県の災害事例

平成27年台風第11号による徳島県の大雨と暴風・高潮について

7月4日にマーシャル諸島付近で発生した台風第11号は、太平洋上を発達しながら西に進み、フィリピンの東で進路を北寄りに変え、15日大型で非常に強い勢力となった。16日、大型で強い勢力のまま日本の南をゆっくりと北上し、23時頃に高知県室戸市付近に上陸した。その後、勢力は弱まったが四国地方をゆっくりと北上し、17日06時過ぎに岡山県倉敷市付近に再上陸した。中国地方を北上して、17日午後には日本海へ進んだ。
この台風を取り巻く雨雲や湿った空気が次々と流れ込んだため、徳島県で大雨となった。また、この台風による暴風及び高潮が観測された。
降り始めの7月15日22時から17日22時までの総雨量は、上勝町福原旭で513.0mm、那賀町木頭出原で471.0mm、徳島市で231.0mmを観測した。
また、各地で暴風となり、徳島市で最大風速が17日02時59分に南南東の風18.1m/s、最大瞬間風速が16日23時29分に東南東の風32.0m/s、阿南市蒲生田で最大風速が16日22時15分に東の風26.9m/s、最大瞬間風速が16日23時31分に南東の風39.9m/s、美波町日和佐で最大風速が16日22時37分に東の風29.7m/s、最大瞬間風速が16日21時11分に東の風39.6m/sを観測した。潮位は、小松島港で最大偏差88cm(平滑値)を観測した。
この台風の影響で、軽傷者1名、住家被害一部損壊1棟、床上浸水45戸、床下浸水28戸が発生した。【17日15時現在:徳島県調べ】

資料 作成者 作成日 概要
2015年7月16日の徳島県 における大雨 強雨 強風 による山がけ崩れ害 強風害 強雨害 徳島地方気象台 2019-11-25 2015年7月16日の徳島県 における大雨 強雨 強風 による山がけ崩れ害 強風害 強雨害
平成27年台風第11号による徳島県の大雨と暴風・高潮について(徳島県の気象速報) 徳島地方気象台 2019-11-25 平成27年台風第11号による徳島県の大雨と暴風・高潮について(徳島県の気象速報)