徳島県の災害事例
平成27年12月10日から11日にかけての徳島県の大雨と暴風について
10日夜、前線を伴った低気圧が発達しながら西日本を東北東に進み、11日未明には四国地方を通過した。この低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、徳島県では大気の状態が非常に不安定となり、この低気圧の影響で気圧の傾きが大きくなった。このため、徳島県では局地的に猛烈な雨や落雷、暴風となり海上は大しけとなった。
降り始めの10日00時から11日24時までの総雨量は、上勝町福原旭で248.5ミリ、徳島市で244.5ミリ、三好市京上で214.5ミリを観測した。この期間の最大1時間降水量は、美波町日和佐で10日21時19分に82.5ミリ、三好市京上で11日02時38分に65.5ミリ、徳島市で10日21時33分に56.0ミリを観測した。
また、沿岸部では風が強く、阿南市蒲生田で最大風速が11日02時38分に東の風18.5メートル、最大瞬間風速が11日02時35分に東の風34.0メートル、美波町日和佐で最大風速が11日02時16分に南東の風15.0メートル、最大瞬間風速が11日02時06分に南東の風31.2メートル、海陽町海陽で最大風速が11日03時43分に南南西の風14.2メートル、最大瞬間風速が11日03時04分に南の風29.9メートルを観測した。
この大雨の影響で、松茂町で住家の床上浸水1棟、住家の床下浸水1棟、鳴門市で住家の床下浸水7棟が発生した。【11日15時現在:徳島県調べ】
資料 | 作成者 | 作成日 | 概要 |
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2015年12月10日の徳島県 における大雨 強雨 波浪 による浸水害 その他(雨害) 沿岸波浪害 | 徳島地方気象台 | 2019-11-25 | 2015年12月10日の徳島県 における大雨 強雨 波浪 による浸水害 その他(雨害) 沿岸波浪害 |
平成27年12月10日から11日にかけての徳島県の大雨と暴風について(徳島県の気象速報) | 徳島地方気象台 | 2019-11-25 | 平成27年12月10日から11日にかけての徳島県の大雨と暴風について(徳島県の気象速報) |