徳島県の災害事例

平成28年9月17日から20日にかけての前線及び台風第16号による徳島県の大雨について

17日、前線を伴った低気圧が東シナ海を東北東進し、18日は前線が西日本に停滞した。前線に向かって、南からの暖かい湿った空気が入り込み大気の状態が非常に不安定となったため、17日から西日本の広い範囲で雨が降りはじめた。また、13日にフィリピンの東で発生した台風第16号が、非常に強い勢力を保ったまま日本へ接近し、20日00時過ぎに鹿児島県大隅半島に上陸した。その後、台風第16号は強い勢力を保ったまま四国太平洋沿岸を東北東進し、20日11時頃に高知県室戸岬付近を通過した後、20日13時30分頃に和歌山県田辺市付近に再上陸した。この台風を取り巻く雨雲や湿った空気が次々と徳島県に流れ込んだため大雨となった。
降り始めの17日11時から20日21時までの総雨量は、美波町日和佐で387.0ミリ、海陽で342.5ミリ、徳島市で315.5ミリを観測し、日最大1時間降水量は徳島市で85.5ミリを観測した。
また、各地で強風となり、最大瞬間風速は阿南市蒲生田で20日13時12分に北西の風30.9メートル、海陽で20日12時17分に西北西の風29.8メートルを観測した。
この台風の影響で、徳島県内で人的被害2名(負傷程度は調査中)、住家被害床上・床下浸水合わせて81棟が発生した。【21日08時30分現在:徳島県調べ】

資料 作成者 作成日 概要
2016年9月20日の徳島県 における強風 大雨 強雨 による強風害 浸水害 山がけ崩れ害 徳島地方気象台 2019-11-25 2016年9月20日の徳島県 における強風 大雨 強雨 による強風害 浸水害 山がけ崩れ害
平成28年9月17日から20日にかけての前線及び台風第16号による徳島県の大雨について(徳島県の気象速報) 徳島地方気象台 2019-11-25 平成28年9月17日から20日にかけての前線及び台風第16号による徳島県の大雨について(徳島県の気象速報)