山形地方気象台長からのメッセージ

県民の皆さまへ

山形地方気象台のホームページをご利用いただきありがとうございます。
台長の有賀孝幸(ありがたかゆき)です。


山形地方気象台は、明治22(1889)年7月1日に県庁(現:文翔館)構内で県営の山形県山形測候所として設立され、その後市内の移転が3回あり、明治43年6月23日からは現在地にて業務を行っています。

昭和14年11月1日には国に移管され山形測候所となっており、設立以来130年を越える歳月の気象や地震の観測データを蓄積しております。当ホームページから県内各気象観測所のデータとともに、ご覧いただくことができますので、ぜひご活用ください。


山形県は日本百名山に数えられる秀麗な山々、南から連なる盆地や庄内平野を母なる川が流れる美しい自然に恵まれた地域で、置賜・村山・最上・庄内の4つの地域に区分されております。

自然の豊かな恵みを享受できる一方で、自然のリスクも近いところにあります。地域ごとに発生する災害に違いはあるものの、いざというときに自然災害による被害を防止・軽減することが非常に重要となります。


記憶に新しいところでは、置賜地方中心で記録的大雨となった「令和元年東日本台風」、最上川中流で氾濫が発生した「令和2年7月豪雨」、令和4年8月には置賜地方を中心に線状降水帯による非常に激しい雨が降り続き、大雨特別警報を発表するなど、これまでに経験したことのない大雨が近年発生しています。

このような背景のもと、気象台は地域の防災対応への支援を強化すべく、災害が発生した場合または災害の発生が予想される場合に現地の自治体に職員を派遣し、住民の皆様の安全を守る情報や復旧・救助活動を支援するためのきめ細かな情報の提供など、県民の皆様に寄り添った取り組みをこれからも推進してまいります。


これからも皆様に信頼される気象台になるよう、職員一同取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


台長

令和 5年 4月

山形地方気象台長  有賀 孝幸