平成9年7月7日から13日にかけての大雨

気象概況

 梅雨前線が対馬海峡から九州北部付近に停滞し活動が活発な状態が続き、鹿児島県では断続的に大雨となった。特に9日から10日にかけては、太平洋高気圧の周辺を回る暖かく湿った南西の風と、梅雨前線に沿って吹く西よりの風が九州西海上で合流して発達した積乱雲が次々と発生し、薩摩地方の北部に流れ込んだ。

被害状況

区分 人的被害(人) 住家被害(棟)
死者 行方不明者 重症者 軽症者 全壊 半壊 一部損壊 床上浸水 床下浸水
川内市(現:薩摩川内市) 12
阿久根市 2 15
出水市 21 2 11 18 1 12 136
大口市(現:伊佐市) 12
宮之城町(現:さつま町) 2 6
薩摩町(現:さつま町) 3
野田町(現:出水市) 5
高尾野町(現:出水市) 4 66
菱刈町(現:伊佐市) 1 5
栗野町(現:湧水町) 13
吉松町(現:湧水町) 10
松山町(現:志布志市) 1
21 2 11 20 1 12 16 275

「平成9年災害の記録(鹿児島県発行)」より

1997年7月9日9時の地上天気図

7月9日9時の地上天気図


1997年7月7日から13日の降水量分布図

7月7日から13日の降水量分布図


7月7日から13日の降水の状況(出水)

7月7日から13日の降水の状況(出水)


7月7日から13日の降水の状況(大口)

7月7日から13日の降水の状況(大口)


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