香川県の災害事例

平成16年台風第23号に伴う10月20日の大雨・暴風について

県内では、さぬき市など4市2町で土砂災害や河川氾濫(東かがわ市では3本の川が氾濫)などにより11名が亡くなり、さぬき市など3市3町で28名が軽傷を負った。住家被害では、さぬき市など4市6町で48棟が全壊、東かがわ市、さぬき市など4市9町で40棟が半壊し、三木町など2市18町で348棟が一部損壊した。また、床上浸水が高松市など7市24町で4431棟発生し、床下浸水は全市町で13336棟発生した。公共土木被害は、大きな被害が発生、特に東讃では過去にない程の大災害となった。農林水産関係被害は、県内全域で野菜や果樹、ビニールハウスなどに被害が見られ、またため池や農地への土砂の流入、漁港の防波堤破損などの被害が発生した。公共土木及び農林水産関係被害あわせて400億円を超えた。公共交通機関等の被害は、空の便が20日午前中の東京行き2便を除く25便が欠航した。海の便は20日未明から高松-神戸が欠航、高松-土庄・大阪天保山の高速艇(船)が始発から、高松-宇野、小豆島間のフェリーも10時頃までに運行を取り止めた。鉄道もJR瀬戸大橋線で強風のため20日10時半頃から運休し、県内の他のJR各線と琴平電鉄も昼過ぎまでに全線で運転を見合わせた。高速道路も、20日13時半頃から瀬戸中央道と高松道で通行止めとなった。ライフラインは、高松市、東かがわ市など約12000戸が停電した。その他学校関係では、高校45校、中学校87校、小学校210校が休校した。

資料 作成者 作成日 概要
2004年10月20日の香川県 における大雨 強雨 強風 による洪水害 浸水害 土石流害 高松地方気象台 2019-12-05 2004年10月20日の香川県 における大雨 強雨 強風 による洪水害 浸水害 土石流害