香川県の災害事例

平成17年台風第14号に伴う9月5日から9月7日にかけての大雨・暴風・高潮

県内では、強風により高松市で空家家屋が倒壊し1名が重傷を負ったほか、住家被害では内海町で2棟が半壊、池田町など2町で59棟が一部損壊した。また大雨や高潮により観音寺市など1市1町で2棟が床上浸水し、多度津町など3市4町で床下浸水77棟が発生した。公共土木被害は河川の護岸が崩れるなど総額約1億6千万円を超えた。また農林水産関係被害は強風による被害が水稲や果樹、野菜、ビニールハウスに発生し、水産関係では漁港の防波堤や護岸の破損などが見られ、総額約2億円の被害となった。交通機関では、6日を中心に大きく乱れ、JR四国では始発から特急列車・マリンライナーが運休、普通列車も正午過ぎには全線でストップし約77800人に影響、7日もマリンライナーや特急など196本が運休、34本が遅延し約27000人に影響が出た。琴平電鉄も6日16時以降の便から全線で運転を取りやめた。また、首都圏や京阪神などに向かう高速バス6日始発からほとんどの運転を取りやめ、7日も4路線8便が運休した。高速道路は6日8時から瀬戸中央道の坂出-児島間、14時過ぎから高松自動車道の津田東-鳴門間、19時45分から大野原以西が通行止めとなった。空の便は5日高松空港を発着する6便が欠航・1便目的地変更の他、6日24便全てが欠航した。海の便は6日主要航路が軒並み終日欠航した。ライフラインは配電線の断線などで、土庄町・池田町・内海町など1市12町で約17800戸が停電した。その他学校関係では、6日正午までに全ての公私立学校が休校となった。

資料 作成者 作成日 概要
2005年9月5日の香川県 における強風 波浪 高潮 による強風害 海上波浪害 浸水(海水)害 高松地方気象台 2019-12-05 2005年9月5日の香川県 における強風 波浪 高潮 による強風害 海上波浪害 浸水(海水)害