牟岐町 牟岐町における南海震災史碑

昭和南海地震

所在地:海部郡牟岐町灘字大牟岐田 児童公園内

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牟岐町における南海震災史碑

平成8年12月建立

牟岐町における南海震災史碑 裏面

碑文

牟岐町における南海震災史碑

 昭和二十一年十二月二十一日、午前四時十九分、 潮岬南々西沖約五十キロメートルを震源とするマグニチュード八・一の南海道大地震とそれに伴う大津波により、 本町では犠牲者五十二名、家屋被害一、七七四棟の他、漁船、漁具、田畑などに甚大な被害を受けました。 亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。

 全町被災のなか、とりわけ被害の大きかった「坊小路」を「旭町」として立派に復興、誕生させた地元有志、地域関係者のご功績を讃え、 そのご苦労に対し心より敬意を表します。

 近代文明の弱さに警鐘を鳴らした平成七年一月の阪神淡路大震災の教訓を活かし、 将来必ず起きる巨大地震・津波に対して被害を最小限に留めるよう牟岐町としても防災対策を強化するとともに、 日頃より家庭や地域においても防災について心の備えを願うものであります。

 南海道大地震から五十年の節目にあたり、 私達が身をもって体験した貴重な記録を風化させないよう裏面に書き残し、牟岐町の震災の教訓碑といたします。

平成八年十二月二十一日

牟岐町長 皆谷又男