香川県内にある気象庁の観測所気象官署
香川県内にある気象庁職員の働く気象官署は、高松地方気象台の1ヶ所です。
高松地方気象台の観測施設などについては「気象台の観測施設・観測機器、観測方法について」に詳しく紹介しています。
香川県には「多度津特別地域気象観測所」(旧多度津測候所)があります。近年の観測技術、通信技術の発達等により、平成13年3月からは無人化され、「多度津特別地域気象観測所」に移行しました。特別地域気象観測所は、地域気象観測所(アメダス)で観測している風向、風速、気温、降水量、日照時間に加え、湿度、気圧、雨・霧雨・雪等の降水現象、降水強度、霧・煙霧等の視程障害現象を自動観測し、リアルタイムでデータを送信しています。
香川県内の地域気象観測所(アメダス)は、引田、内海、香南、滝宮、財田、竜王山の6カ所にあります。竜王山については降水量のみの観測、香南については降水量、風向・風速、気温の観測、その他の観測所では降水量、風向・風速、気温、日照時間の観測を無人で自動的に行い、10分毎にデータを送信しています。また、内海、引田については湿度の観測を開始しました。
なお、大雨に関する気象情報などでは、アメダス以外に地方自治体(香川県)の雨量観測所の観測値を利用することがありますので、「気象情報などに利用する雨量観測点」でご確認ください。アメダスの所在地なども掲載しています
- 設置例
写真は滝宮(左)と引田(右)に設置しているアメダスで、敷地内に温度計、風向風速計、雨量計などが設置されています。 - 【参考】アメダスについてJMA
【滝宮】
【引田】
高潮などに備えて潮位を観測する施設として、高松港に高松検潮所があります。検潮所では津波の観測も行っています。検潮所は無人で機械による観測を行っています。
【検潮所の外観】
【観測用の井戸】
潮位の観測は、波の影響を受けないよう観測用の井戸に海水を導いて検潮装置で行っています。
香川県内にある気象庁の震度観測点は、高松市伏石町、高松空港、東かがわ市西村、土庄町淵崎、坂出市王越町、多度津町家中(多度津特別地域気象観測所)、観音寺市坂本町の7地点です。
このうち坂出市王越町の観測点では、震度のほか震源の位置やマグニチュードを計算するための精密な地震波形も観測しています。地震・震度観測所は機械による観測で無人です。
震度情報などには、気象庁のほか地方自治体(香川県)や国立研究開発法人防災科学研究所の震度観測点のデータも使われますので、それらを含めた香川県内の震度観測点は以下のページでご確認ください。