気象台の仕事 - 調査・統計

統計業務について

 気象台等で観測されたデータは、日々の気象監視や予報・注警報に活用されるだけでなく、品質管理が加えられた後、データベース化や統計処理を加えて、中・長期的な気候の監視・予報も始め資源環境や国土基盤の評価のための資料として公開されています。また、整理されたデータは一般の方にも公開されています。


 データの種類は 地上気象観測アメダス地域観測高層気象観測の観測値、及びそれらから算出される 平年値・極値等があります。その他過去の天気図や顕著な気象災害の状況など、様々なデータがあります。


 また、一定期間の天候のまとめとして、旬報(農業気象速報)を月3回、 気象月報を月1回発行しています。


 これらのデータ等は印刷物で保管されているものの他、CD-ROMに収録されいるものもあり、どちらも気象台で閲覧することができます。CD-ROMのデータをFD等の電子媒体にコピーすることはできませんが、これらのCD-ROMは(財)気象業務支援センターを通じて購入することができます。データの一部はHPでも公開しています。

気候情報の発表について

 気象台では、地域の人々の生活や産業にに大きな影響が出るような異常気象現象を確認したときは天候情報を発表して注意を呼びかけます。代表として、高温や低温、少雨や日照不足に関する気象情報などが挙げられます。


 その他、季節の変わり目に発表する情報として、梅雨入り、梅雨明けに関する情報や春一番に関する情報なども発表します。

平年値・極値について

 平年値は、西暦年の1位が1の年から連続する30年間の観測値を平均した値のことで、10年ごとに更新しています。


 現在の平年値は1981~2010年までの30年間(ただし、この期間の途中で観測を開始した場合などはその年からの期間)を元に算出したものです。この平年値は2020年12月まで使用され、2021年に更新されます。


 極値は、その地点のある観測項目で、観測開始から最も大きい(小さい)値を順位づけしたものです。